ザスパ本

先週の週間サッカーダイジェストは植木監督のインタビューが4C2P。相方に買いに行かせる鬼嫁でありました。そしてやっと買った以下の本。


サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験


「実験」という題名のとおり、J2に上がったザスパ草津から前橋へ移転したことにより、「地元密着」のサッカーチームではなくなってしまうのでは、という懸念が上げられています。過疎化が進む人口8000人の町ではサッカースタジアムは作れない、人が来づらい、J2を支えられる運営が出来ない等理由は多々あります。なぜ「草津」なの?「群馬」ではないの???対して、愛媛FCの友近(FW)のインタビューも載っていました。「愛媛の子供達のために、愛媛のディズニーランド=Jリーグチームを作るのだ!」という彼の夢は、とても熱く胸を打たれます。


そして、チーム運営フロントに対する厳しい意見も載っていました。昨年金銭不祥事を出したフロントに対し、懐疑的になったファンも少なからず、いるかと思います。(この本はその前に書かれているので、それについては何も書いていません)
私はサンバチームに属していますが、ブラジルではサンバチームもサッカーチームもかなり地域に密着しています。(要はサンバチームはサッカーチームの応援団なのです。)草津では、今チャレンジャーズチームが働きながら生活をしていますが、それだけでいいのか?という人もきっといるでしょう。運営陣とうまくいかないことだってあるでしょう。ただ、そういう不安材料を聞くと、どこかで似たような話が・・・そう、「サンバチーム」だって同じ問題を抱えているわけです。「どこも同じねー」。


個人的には「地元密着」でありながら、「サッカーで全国を魅了する」、そして全国にファンを増やす、ことがサッカーチームに求められる事ではないでしょうか。お金を払って見に来てくれるファンに対して、無様な試合をしたら、とっても失礼な訳です。

そういう意味ではキングカズってすごいなぁ(好きか嫌いかは別として)と思います。ピッチでのIN/OUTの彼の姿を見ていると、ちゃんとファンを見てリアクションを取っています。そういう細かい部分も見に来ている人は全て見ている。あぁ彼は本当に「プロ」なんだなぁと思います。


ザスパが負けるごとにため息をつく私に、相方が「おまえ、浦和のサポーターはどれだけ今の強いチームになるために我慢したと思っとるんじゃ。おまえは我慢がたりん」と説教されました。確かに・・・正直、浦和ほど長い時間をかけたくないすが、今週末、その友近(ケガで出ませんが)のいる、アウェイ愛媛FCとの試合です。ディズニーランドで負けるな!草津



※サッカーというところを全てサンバに置き換えるとサンバチームのお話にも繋がったりして(笑)